エビスヤのよもぎ餅




普通はきなこをふりかけています


 立春の頃から草餅(よもぎ餅)が始まります。
その年のヨモギは、香川県では海岸部から生え始めます。高松の近くでは庵治の海岸や屋島の周囲に
よもぎの新芽を摘みやすい所が多いので、まだ寒い時期からそのあたりへ取りに行っていました。
自分で摘んできた新しいよもぎを茹でて餅に搗き込むと、味も香りも最高のものができるのです。

「よもぎ餅」のほかに「よもぎだんご」という商品も作っていますが、よもぎ餅は普通のお餅と同じように
もち米からお餅を杵で搗くときによもぎを入れています。
一方よもぎだんごは、団子の粉を蒸し練りして その生地であんを包んだものなのです。



ハーブとしても、民間薬としてもとても優れもののヨモギです

一度、自家栽培は出来ないかなと思って摘んできたよもぎを屋上の菜園に挿してみると、思いのほか
うまく育って上の写真のようにおいしそうな見事な茂みになりました。
よもぎといっても色々あって、葉が広くて淡い色、軸が青くてみずみずしく、産毛が生えたような感じのものが
最高なのです。
今でもほぼ半分は自給ができるようになりましたし、自家栽培なら高品質のものだけを増やせますから
無農薬、有機栽培で完全自給を目指して面積を倍にしました。うまく育つのが楽しみです。
もっとも、もともと雑草なので農薬や過分な肥料が必要なことはないでしょう。




お雛様の頃、草餅で大きい餡入りの祝い餅を作り、紅白のお餅と入れ合わせて「ひな餅」として初雛祝いにも使われます。
最近は大きい祝い餅でなく、普通サイズの草餅と桜餅の組み合わせで初雛のお祝いをすることも多いです。


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